2001年10月28日「猫丸ダイビング出発編」
→つづきから
時差ぼけもはっきりしないまま、朝７時少し前に起きて、バナナとミルクで簡単な朝食にする。寝過ぎて時間もなかったので、こんなもんで充分。
ラッキー氏が気になったが、連れて行って陸待ちになってしまったり、ボート待ち（最悪だなぁ）になるとつまらないので、置いてゆくことにした。
ラッキー氏は、こう語る。
猫丸さんの予約していたショップ「ブリーズ・ハワイ」では、僕のようなハンディーキャップダイバーを受け入れた事が無かったので、右から左へとは行きませんでした。
それで、現地に入る前から、日本の僕の卒業したダイバースクールの担当者に（HSA・障害者ダイバー対応インストラクター団体）の本部に依頼して、ハワイでサポートしてもらえるインストラクターを探して貰う事にしました。
でも、ハワイのインストラクターはアメリカ人なので、英語が話せない自分としては交渉もできないので、事前にハワイでのガイドさんを頼んでいたので、その方に名簿を送り、電話でのコンタクトをお願いしたんです。
このガイドさんは、日本人の方で、ハワイには６年前に住んでいる方でした。
今回依頼したのは「ハワイ・ヘルプデスク」と言う会社でした。
この方は、英語はもちろん話せますし、車で頼んだところに、つれてってくれるんです。
ちなみに、料金は、１時間３０ドル（最低３時間より受け付け）追加は、１時間ごとに３０ドルが加算されますが、車でホテルまで迎えにきてくれるし、買い物や観光の際には、希望すれば一緒に同行もしていただけるんです。
車は、人数により車種が変わるんですが、例えば、四人までならセダン、七人までならワンボックスと言う具合です。
でも、料金は、車に乗る人数が一人でも数人でも同じ１時間３０ドルなんです。
後は、一人２０００円が必要になります。
これはハワイでの滞在中に、タクシーの手配をして欲しいとか、観光のコースの予約を頼んだりとか急病で病院に連れて行って欲しいとか、色々と滞在中のお助けマンになるための物です。
僕のように、単独で出かけられない者や病気で旅行が難しいとか言う人には役立つサービスです。
あっ、この料金については、一人２０００円×人数分は払います。
滞在日数の間有効だそうです。
さて、話を戻しますが、それで、何とか連絡を取る事は取ったのですが、予定している２８日には間に合うかどうかわかりませんでした。
間に合わなかったわけだ。
健気にも「まだ連絡あるかもしれないから、待ってみます」と猫丸が気に病まないように希望を捨てずにいるポーズをとっているラッキー氏であったが、心配無用。
ロビーでお迎えのコースガイドにあった頃には、すっかりアロハな気分な猫丸であった（鬼）。
 ロビーで丸坊主の白人がホテル内の電話を取り上げていた。
Ｔシャツの後ろに、ブリーズハワイのトレードマークである花柄の魚が縫い込まれていた。声をかけると「Mr. Torii?」といきなり本名を呼ぶ。まぁ、当然と言えば当然なのだが。「I am BOZU !」そ、そりゃね。見れば解るよ。ボーズ頭なんだから。
ともあれ、ブリーズハワイの車に乗って、ショップへ。小さな店で、ホノルル動物園の向こう側（ダイヤモンドヘッド側っつーか？）くらいにある。
数年ぶりに会う、ジャネットと「おひさしぶり〜」な会話をして（一度だけなのに良く覚えてるモンですね）
ジ「あのさ、メール届いてたー？なんか、メール送ったとたんにパソコンがクラッシュして」
猫「届いてないかも。でもいいや、大丈夫だったんだし。」
お互いにおおらかな性格である。ジャネットのパソコンはまだクラッシュしたままのようだった。
オーナーとラッキー氏のことを話したが、基本的には非常に興味深そう。いいチャンスだったのに残念ですと言っていた。来年はチャレンジしましょう。
 今日のダイビングバディは、栗林（雄次・ひふみ）夫妻、村上エミコ嬢、鈴木ヒデコ嬢の４人とコースガイドのボーズとアスカ嬢。
このアスカ、ほとんど英語がしゃべれない。対してボーズは日本語がほんのちょっとだけ。会話が成り立たない。これはすごい。
アスカが困り果てているところに、村上嬢が英語でボーズに伝える。いったいこのアスカの存在意義は？
英語がしゃべれないと言えば、栗林雄次さんもかなり笑える。どこへ行っても日本ので押し通すタイプらしく、会社で外国人を使う際も日本語で指示しまくっているらしい「日本なんだから日本語しゃべれ」・・・ここはハワイなんだから英語を・・・無駄らしかった。奥様のひふみさん曰く、「海外に行くとたいがい険悪な雰囲気になるんですよー。しゃべらないし」とは、ある意味、どの日本人でもほぼ似たようなモンじゃないか。誰にでもへらへらする猫丸や誰にでもオヤヂギャグを飛ばす源さんは別にしても。・・・おっと、せっかくダイビングに来ているのに、また源さんの話題に。源さん一行の奇行は、この後すぐ。
 今回は、ブリーズハワイの持ち船ではなく、カハラ・カイのマリーナに係留されている双胴のクルーザを利用した。これがまずまずおしゃれな船で、ヨットにもなるセールがある船である。
他のショップのダイバーと一緒だったが、そっちはともかく外人ばかり。
なんだか良く解らないが、えへらえへらと対応してしまった。もしかして、ミステリアスジャパン？
船は、マリーナを後にして、ワイキキ沖へ。→つづく
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