ネットジャム御一行ハワイ珍道中記
10月30日ホノルル編

2001年10月30日「空路編」

→つづきから

サクサク進める。急ぐ理由は、このあとの陸路編にその理由がある。
そういうわけなので、特に理由のない空路編はサクサク進める。

結構早くにたたき起こされたのに、飛行機は午後便である。午前中、ホノルル空港でのんびり過ごすことが出来た。
のんびり普通に過ごせばいいのに、この連中はまた訳のわからない行動を開始した。

空港のスターバックスはまだ営業していなかった。食べるものも飲むものも制限されている中で、自動販売機にスナック菓子が入っていることに気が付いた。
例によってBitz Snackである。コロンのようだが、味が微妙な逸品。もう少し買っておけば良かった。・・・と思ったらぬらりひょんも似たようなものを同じ自動販売機から買ってきていた。

飲物が欲しくなって、最後にもう一度「ルートビア」を手に入れたくなった。
はるさんとみっちゃんに話すと「ルートビア」未経験とのこと。
空港中を探し回ってルートビアの缶をおいてあるショップを発見。ゲットして帰ってきた。

妙な味の飲物と妙な味のスナックを堪能しながら、チェックインを待つ一行であった。

チェックインすればあとはここはアメリカではない!
とは言っても、成田でチェックインした時ほどの感動はない。なにせ売っているものはほとんど変わらないんだから。

飛行機の時間を待つ間に、最後の買い物を済ませていたが、猫丸がここで買ったのは、ダイエットドクターペッパー。日本ではお見かけしない逸品である。もちろんホノルル市内ではたまに見かけていたのだが、買い忘れていた。空港にあってラッキー。とにかく土産は重いものばかりである。

いよいよ飛行機に乗り込み、テイクオフ。
行きの時にも書いたが、このあたりにえひめ丸が沈んでいるはずである。パールハーバーにアリゾナ号が沈んでいる。
その沖にアメリカ原潜にぶつけられた日本の船が沈んでいるというのも皮肉な話である。

まぁ、ダイビングをしている際もそんなことはすべて忘れていた。それほどにハワイの海は楽しかった。

この空路での特筆すべき点は、例によって着席しつつもデジカメを手放さず、妙な動きをしていた源さんに誤って水をこぼしてしまったスチュワーデスの対応だったろう。
一度ならずも2度までも源さんに水を引っかけてしまった。
しかし、大きな飛行機の、一乗員に2度水を引っかけてしまう失態を犯す可能性は、いかほどだろうか。
乗組員が犯す失敗の可能性を語るより、この乗客の予想できない行動の方を語るべきであろうとも思うが、今更ここで語ることもないと思うので、割愛する。

スチュワーデスが、源さんにわびを入れに来た。手には赤ワインを持っている。
スタッグスリープカベルネソーヴィニョンだったろうか。ナパヴァレー産のワインがフランス産のワインの味を上回った逸品として著名なワインである。シックなラベルだが、おまぬな事に目がないときかわ氏がそれを見逃すはずがなかった。

いや、文脈がおかしい。おまぬな事ばかりではなく、こういうことにもけっこう目端の利くときかわしである。

「でへ、あのワイン、上物よ。」
「え?そうなの?やっぱ積んでるんだ、そういうの」
「お目にかかったことはないけど、ファーストクラス用よねぇ」

「赤ワイン?いや〜僕は白の方がいいなぁ」

「え?まってよ。あのワイン・・・・。」
「な?なにがおこってるの?」

このあと、人がもらうワインなのにぷりぷりしているときかわ氏がほほえましかった。
そうかー、そんなに源さんのことが心配だったのかー。違うかも知れないが。

とにかく源さんは水をかぶって大好きなお酒をゲットできたので、ご満悦である。
すっかり許してくれているので、それでいいぢゃないか。→つづく

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