10月27日ホノルル編

2001年10月27日「ホノルルの大地に立つ編」

→つづきから

ホノルル空港は、離着陸はほぼ海側からの様子。「えひめ丸」が沈んでいるのは、ホノルル空港沖と聞いていたので、明るくなっていた海を上空から眺めてみたが、みつからない。いくら透明度が高くてもだめかな？

ホノルルは、曇り空。少し肌寒いと言ってもいい。
飛行機の中用の布団として持ってきたユニクロで買ったばかりの1980円のフリースは、飛行機の中でこそ役に立ったけど、日本でもハワイでも、同じように邪魔物だった。
肌寒いと言っても、年がら年中アロハで過ごしている猫丸や、年中汗をかいているみっちゃんにとって、困るほどの寒さではない。

入国審査は、比較的早く済んだ。他のメンバーが、「Foreigner」のカウンターで待つのに、ラッキーさんが白い杖をぶらぶらさせていたお陰で、猫丸とラッキーさんは「American citizen only」のカウンターに回された。

源さんが出てこない・・・。どうやらアメリカ人の入国審査官に日本語で親父ギャグを飛ばしていたようだ。
源「冗談もつうじやしない」
通じるわけないだろう。どうも人に怪しまれるのが好きなようだ。日本の検査官だけではなく、ホノルルの入国審査官にまで「怪しい」と思われる源さん。すでに恐るべしというより「あっぱれ」という気分になってきていたのは、猫丸があまりに無責任なお陰か？

とにかく一行７名は無事にホノルルの地を踏む。集合場所で、一人一人にシェルでできたネックレスを渡されるが、ムームー着たねーちゃんのキスがない。
「キスはーっ」と誰が騒ぐわけでもないし、今回のツアーの中で唯一のホノルル経験者の猫丸さんが騒ぐわけはない。
しかし、心の中でつぶやいていたのは、果たして猫丸だけだっただろうか。

ラッキーさんがネットと電話で予約して置いた携帯電話をピックアップして、主催会社であるH.I.S.のチャーターバスに乗り込み、現地案内所へ。

この携帯電話、ラッキーさんが猫丸などと連絡をとりたい際にと、借りたものだったのだが、実際に便利に使ったのはほんのわずかだったといえる。
もっと有効な使い方があるとは思ったのだが、たぶん皆様の想像の通りなので、それはまた、別の話と言うことで。

部屋の留守番電話機能（メッセージ預かりサービスがあるよね?）をもっと活用すれば、特に必要なかったようにも思う。外からでも、携帯電話からでも、あるいは隣の部屋からでも部屋にメッセージを残す事ができるので、何時頃どこに向かうか、それぞれの部屋のメッセージに残せば、追いかける事も可能だ。
ホノルル編で「携帯電話」とか、ホテル以外で「電話」という場合は、全てこの携帯電話ということになる。

バスの中で、携帯電話をこねくり回す猫丸。ほぼ自分の物にできたと安心して、一息ついた頃には、バスはホノルル市内に入っていた。早朝のヒロハッティのまえをバスは通り過ぎ、ワイキキ方面へと向かう。

飛行機の中で、できるだけ眠るようにしていたとはいえ、やはりだるい。「エコノミークラス症候群」とやらが起こるくらいなので、やはりビンボー人は、短命だ。旅行者血栓症って呼んで欲しいんだっけ？

もしかしたらホノルル編は、３年ほど前に猫丸が旅行した際に綴ったハワイ旅行記をご一読していていただくとより楽しめるのかもしれない。まぁ、わざわざ読むほどのものでもないけど。→つづく