10月28日ホノルル編

2001年10月28日「The TV Show !! 篇」

→つづきから

Cheese Burger In Paradise から戻って、一息ついたところで、再度部屋に人が集まりはじめた。まだまだしゃべり足りないのである。
今日あったことを聞きたい人、しゃべりたい人、愚痴りたい人、いろいろな理由で集まってきたが、結局Todays Heroはやはり源さんであった。

ラ「ぬらさんがけっこうおもしろいもの説明してくれたから、飽きなかったけどねー」
ぬ「おれさぁ、VAIOしょってったから、けっこう・・・」
猫「え？何で置いてかなかったの？」
ぬ「だってセキュリティボックス入らないじゃん」

フロントに預ければいいと思ったのは、猫丸だけだろうか。いや、もとよりそんなに歩くことになるとは思っていなかったんだろうけど。
それぞれのグループが、この小さな島のあちこちに散らばりながら、けっこうニアミスをしながら動き回っていたことが、ここで発覚した。

その後、なぜか全員がテレビに釘付けになった。何もハワイにまで来て、テレビ見て過ごしていることもないと思うんだけどなぁ。腹もふくれたし、それぞれにかなり疲れる一日だったはずなのに、妙にテレビっこばかりが集まったお陰だろうか。なんでもないテレビに全員が食い入るように見入ってしまった。
チャンネルは、アメリカ言語圏の人のための日本のＴＶプログラムである、KIKUTVである。ここのチャンネルのマイブームは、どうやら「キカイダー」らしい。たちの悪いことにここに居合わせた連中のジェネレーションも、なぜか「キカイダー」である。番組宣伝が入るたびに奇声を上げる我々っていったい。

しかし、なんといってもこの夜の主役は、中村俊介演じる若き千葉周作。ずばり「熱血！周作がゆく」である。「Young Shusaku」は、2000年第３クールで放送されていたらしいが、「いったいいつ作ったんだよ」と言いたくなるくらい単純な作りで、それだけでも笑えるのに、英語字幕が見事すぎて、それが話題をつないでいた。
なにせ主題歌がかぐや姫で、制作が東映京都である。もぉいったいいつの制作番組なのか、皆目見当もつかない状態だった。さすがテレビ朝日。こんな番組を夜７時から放送していたとは。あなどれない。
もっとも、英語字幕がついていなかったら、どれだけおもしろかったか、謎ではあるが。

ワンポイント英会話。「Excuse me !」音声では「ごめんなすって」と言っている。ラッキーさんから見れば、単なるつまらない時代劇だったかもしれないが、この訳には、全員が深く感銘したらしい。ときかわ氏はわざわざ手帳を取り出してメモをとっていた。
嘘です。しかし、たぶんここにいた全員が、脳に強く焼き付けた言葉であったことは間違いない。

他にも「Dad=おとっつぁん」「Father=父上」も、言い得て妙な訳であったが、英語で表現されるところの時代劇が、なぜかスターウォーズの精神観とつながっているように思えたのは、猫丸だけだろうか。

A great swordsman and his sword masters storyである。ジェダイの騎士達のストーリーが、日本の時代劇から影響を受けていることは、ほぼ間違いがないだろう。
しかしながら、このドラマがジョージルーカスに影響を与えたとは思いがたい。っていうか、思えないなぁ。

他にも怪しげな商品のテレビ通販のＣＭにも盛り上がり、実はこの時、かなり心にとまっていた商品があったことを後にみっちゃんが吐露している。アブトロニックである。
これだから、アメリカのテレビはやめられない。今度行くときは、もっと下調べしてから行くことにしようと心に決めながらも、日本人旅行者向けいけてないMAX４人組の出てくる観光ガイド番組で、チップの説明をしているのを見て、Cheese Burgerのにいちゃんにチップを渡すのを忘れたことに気が付く猫丸であった。ま、いいや。旅の恥はかきすて。→つづく