10月29日ホノルル編

2001年10月29日「南国の夜は更けて編」

→つづきから

ウォーキングブラザースが帰ってきた。

猫「何食べに行ったのー？」
ぬ「すしなんだけどさぁ・・・」

さっそくぬらりひょん氏のあきれ顔が爆発しそうになった。

猫丸自身が行ったことがあるわけではないので、憶測にすぎないが、アメリカにおける「カウンター寿司」は、元はといえば日本食レストランだったかも知れないが、「カリフォルニアロール」をはじめとする独自の進化を遂げ、ある意味では新しいアメリカンフードと考えられなくもない。

ハワイとて似たような状況で、いくら日本食を扱っているとは言っても従業員はほとんどロコ（ローカル）のアメリカンとういう状況である。日本の江戸前鮨屋に入ったつもりになってしまうのは大いに勘違いといえる。

そこで
Ｘ「ねぇちゃんあがりくんな」
Ｘ「穴子のヅケ」
と頼んで通用するかどうかと言うのは、ある程度常識的に考えれば解りそうなものである。
Ｙ「すみませんお茶ください」
Ｙ「穴子の煮たのはありますか？」
がほぼ正しいと思う。

この下りを書こうと思って、ずいぶんかけてしまったのだが、正確な記述が出来なくなってしまっていた。なにぶんにも、現時点で旅行から帰ってきて２３８日である。なぜこんなに急ぎ始めたのかは、後述。

誰がそんなオーダーをしたのかは、想像に容易いとは思うが、伏せておこう。そんな鮨屋で、結構食べたらしい。
店員の方に同情する。

報告だか愚痴だか、話題だかよく解らないが、その後ワイキキでの最後の夜は更けていった。

ラッキー氏と窓を開け放して風を楽しみながらいろいろな話をした。残りのサンミゲルを空けながら、ゆっくりと。
明日は帰るだけだし、いくら飲んでも思い残すことはないし。

思えば猫丸は南国に来るたびに昼間から際限なくビールを飲む癖がある。
猫丸に限ったことではないかも知れないが、開放的な気分となんぼ飲んでも汗で抜けてゆくような気がして飲んでしまうのである。
いや、旅行に行く前から飲みまくるようなことはないのだが。

しかし、飲めば飲んだだけ、しっかりアルコールは体に残る。疲労に変化したり、いろいろな弊害は出る。今回の旅では、あまり飲まなかったのだが、この夜だけはゆっくりと、ビールを飲んでいた。

ワイキキの夜は更けてゆく。→つづく